上場会社の監査法人の交代、会計監査の実務などを解説しています。

JSOX 最新事情③ - JSOX担当者の人材不足

JSOXが導入されて5年が経ちますが、現状、JSOXについて上場会社で見られる課題としては、
私どもにご相談頂く上場企業様のお話しから、緊急度の順に、以下の3点に集約されます。

  1. 企業再編や、重要な不備が認識された上場会社で、
    JSOXの経営者評価の再構築の必要があるのだが、
    全体の仕組みが分かっている人材が社内にいない。
  2. JSOXの責任者が、導入当初の者から代わってしまい、
    前期と同じ作業しかできないようになってしまっている。
  3. JSOXを省力化したいが、自社の場合、どこを省力化できるのか、
    それを監査法人と協議できる人材が社内にいない。

上記1.については、
JSOXの導入時に、会社側の責任者も監査法人側の担当者も、
消化不良のまま、最後、そのままゴールしてしまい、
以後、毎年、前年を踏襲していただけだった、
という上場会社に当てはまります。

社内でJSOXの責任者と呼ばれる方が、
実は、考え方までは習得されていなかった、という話です。

上記2.については、
いわゆるキーマンと呼ばれる方が退職され、後継者が育っていないという例です。

上記3.については、
監査報酬が高止まりである一因である、JSOXの監査コストを下げたい、しかし、
監査法人の中には、このような建設的な協議を避け、監査報酬の維持を図るという輩も、
残念ながらいるようです。

私どもの考える 会計監査 業務

お気軽にお問い合わせください。 TEL 03-5280-1177 受付時間 9:30 - 17:30 [土・日・祝日除く]

私どもの考える 会計監査 業務

  • facebook
  • twitter
PAGETOP
Copyright © 会計・監査・研究所 All Rights Reserved.