分かりやすい例で、いわゆるJSOXの経営者評価文書のレビュー業務を遂行する場合を考えます。

これができる会計士とできない会計士の違いは、どこだと思われますか?

私は、その違いは、「早く」「作れる」スキルにあると考えます。

「レビューなのだから、作ることとは別なのではないか?」
「作ることとは別のスキルが必要なのではないか?」

と思われる方もおられるかもしれません。

が、周りを見聞きしますと、「作れない」人は、そもそもレビューも的外れなことが多いと思います。

そもそも、作ることができない人は、論外でしょう。

ゆっくり、参考書を見ながらやれば、なんとか作れる人は多いのかもしれません。
しかし、そのような成果物は、いろいろな考え方の寄せ集めで、中途半端な代物であることが多いのではないでしょうか?

早くできる人には、方法論があります。それに自信があります。
少なくとも、つまみ食いをしてできたものよりは、一貫して、シンプルでしょう。

独りよがりになるかもしれないリスクは、複数の目でチェックすれば低減できることに鑑みても、
「早く」「作ることができる」人のコメントの方が、品質は確かではないかと思います。