監査法人を交代しようと思って、一番、心配なのが、「後任候補の監査法人が、きちんと対応してくれるのかどうか?」ではないでしょうか?
おそらく、その会計士と直接 話してみれば、すぐに、簡単に、わかると思います。
経理部長様が、現実に困っていることを、どう対応してくれるのか聞いてみれば、すぐに、簡単に、わかると思います。
きちんと監査業務をしている会計士であれば、似た経験に遭遇しているでしょうから、その場で、監査法人としてできる具体的な支援を提案し、説明できると思います。
そのような会計士であれば、「その人が主査になってくれますね!?」と念押しして、監査人の交代を進めても失敗は無いのではないでしょうか?
しかし、もし監査を請負ビジネスと考えている会計士だと、、、、実務が分かりませんから、ひたすら抽象論と「値引きします、値引きします」しか言えないと思います。
そのような会計士であれば、、、、お断りした方がよいと思います。
「では、経理部長以外の役員が、後任の候補の監査法人の会計士と会ったときには、何を話せばよいのか?」というご質問も併せて受けます。
役員の方で、監査業務自体にお詳しい方がいらっしゃることは通常ありませんので、一体、何を話せばよいのかと思案してしまう方が多いようです。
では何を話せばよいのでしょうか? 答えは、、、、何でもいいのです。
経理部長以外の役員の方が、後任の監査法人を選定する際に、良し悪しを把握するポイントは、、その監査法人のコミュニケーション能力のはずです。
そして、まともな監査法人であれば、公認会計士であれば、会話の中に、コミュニケーション能力があることを示し、また、自分たちの提供する監査業務を、それこそ、監査の専門外の方へも、分かり易く訴えるはずです。
つまり、そのやりとりに自然に乗っかって、やりとりすれば、その監査法人の良し悪しを、容易に評価できると思います。
そして、経理・開示・監査等について個別具体的な課題について対応してくれるか否かについては、経理担当者を同伴しておいて、その者に確認してもらうようにすればよいのです。
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