Q
短信や招集通知のドラフトの締切りが過ぎても、ずっと会社に来て、監査の質問をされて、経理担当者が決算外の作業に戻れなくなるようなことは、ないですね?
A
そのような監査法人、会計士がいることは承知しております。中小の監査法人のうち、パートの会計士がメインである監査法人では、以下の傾向があります。
- 全ての作業を、監査法人の事務所ではなくて、監査現場で済まそうとする、
- パートの会計士は、いわば時間売りをしているので、夜は自分の仕事をするため、「今日終わらなければ、明日以降でよい」という対応が蔓延している。
別のところで書いております、あるべき形としての監査チーム体制ならば、以上のことはありません。
そもそも、私どもは、会社の決算・開示スケジュールに乗っかるように監査をすることがスマートであり、価値であるという想いがあります。日程がタイトになる短信発表直前には、徹夜、土日対応を含め、会社の開示スケジュールに合わせて、必要な監査手続きを終わらせます。
だからといって、必要な監査手続きが未了で、開示のミスを見逃すようでは、本末転倒です。
そのためには、具体的な仕込みをします。具体的には以下の2つです。
- 決算前に、仕訳の金額レベルまで詰めておく
- 別のところで述べました、監査のインフラ整備をお願いしているのも、これに資するためでもあります。
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