上場会社の監査法人の交代、会計監査の実務などを解説しています。

会計士協会の委員活動について

プロフィールを見ると、日本公認会計士協会の各委員会の役員や委員をやっているそうですが、上場会社の会計監査を実施する上で、何かメリットはあるのでしょうか?

私は、一昨年まで、日本公認会計士協会の本部の総務委員会の委員に就任し、現在は、地区会で総務委員会の副委員長を担当しております。

総務委員会というと、、、「総会の準備や集まりの会の運営等、会計監査業務と直接関係のない、裏方仕事」というイメージをもたれるかもしれません、、、

が、本部の総務委員会の実際の業務は、公認会計士関連の法規、ガイドライン、細則等の改正案の文言の精査が、主な活動です。

(会計基準、監査基準等は、各専門委員会の内部で検討されて上梓されるのですが、公認会計士の業務に係る規則等を検討する機関としての委員会が無いため、総務委員会がやっているようです。)

委員の中には、すごくツッコんだ質問をされる方もおられます。最初は〇〇いなあーと思っていましたが、そのようなツッコミに回答するために、起草者側もつい、その制度の弱点や限界などの本音が吐露されます。

監査法人の身を守る(→それは監査クライアントを守ることに繋がる)立場の私としては、法規制を知っておくことが不可欠ですが、制度の弱点や限界を押さえれば、その制度は分かったのも同然です。このことは、最近、また増加している中小監査法人の処分の轍を踏むことのないようにする上で、とても有益でした。

もちろん、以上の役得だけではなく、私は神奈川県会の枠で参加しておりますので、会長や監事からの意向を受け、中小事務所や税理士業務をメインにしている会員の立場からのコメントも発信することで、任務を果たしていたことはもちろんです。

私どもの考える 会計監査 業務

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