上場会社の監査法人の交代、会計監査の実務などを解説しています。

退職給付に係る会計基準 (改正平成 24 年 5 月 17 日)

解説

1.概要

退職給付の会計基準である。最初のものは、平成10年度であり、現在のものは、平成24年度に大幅に改正されています。

なお、会計処理・開示を行うためには、実務上はこの会計基準だけでは到底足りず、他の実務指針等に基づいて処理する必要があります。

2.ポイント

改正の有無に関係なく、
退職給付会計で一番大事なのは、自社グル―プ各社の退職金制度が、基準・実務指針等で定めるどれに当てはまるのかを、正しく整理することです。

また、海外子会社等の退職給付に係る負債(旧退職給付引当金)には、実はIFRSが適用されていて、連結パッケージ上、いわゆる有給休暇引当金だけが計上されているというケースもあります。(この場合、厳密な処理は、連結決算に先立ち、個別財務諸表の修正で、BS計上額を取り崩す必要があります。)

3.参照程度

当会計基準は、退職給付会計をサラッと概観するのに一度、見れば足ります。(他の実務指針等の方は、何度も参照する必要があります)

[シリーズ] ひと言ずつ解説!会計監査六法 (2014.7.1時点)

  • facebook
  • twitter
PAGETOP
Copyright © 会計・監査・研究所 All Rights Reserved.