解説
1.概要
連結キャッシュ・フロー計算書を作成するための指針である。
連結財務諸表の実務指針のように、複数に分割されてはおらず、これ一つのみである。
2.ポイント
他の会計基準等の改正との整合性を確保するために、数次にわたり改正されているが、骨格は、平成10年の制定当時から変わらない(基本的な財務諸表であり、骨格が変わるはずもないが)。
その意味で、従来より連結キャッシュ・フロー計算書を作成・開示している会社では、新しい論点はない。
開示については、連結財規で、連結キャッシュ・フロー計算書に係る注記に該当する取引がある場合がある。特に、企業結合取引があった期には、当該注記の規定を、印刷会社の記載例で確認し、開示で必要となる情報を収集する仕組みを整えておく必要があります。
3.参照程度
例外的な取引で答えが浮かばない時に、参照すれば足ります。
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