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退職給付に関する会計基準の適用指針(平成24年5月17日)

解説

1.概要

退職給付に関する会計処理・表示の実務指針である(あった)

2013年02月27日に、会計制度委員会報告第13号「退職給付会計に関する実務指針(中間報告)」及び「退職給付会計に関するQ&A」は廃止され、当適用指針(平成24年5月17日)に置き換わっている。

なお、公表(平成24年5月)と適用開始時(平成26年3月決算から)が離れていた。

2.ポイント

退職給付引当金として表示していたが、「退職給付に係る負債」へ変更になる、勤務費用の計算方法の変更等、従来との変更は多岐に渡る。また、連結上の扱いと個別上の扱いが異なるため、連結担当者からすると、連結レべルでの修正作業が増えることになる。

3.参照程度

当適用指針を適用する決算は3月決算の企業は終了しているが、4月以降決算会社は、これから順次、当適用指針を始めて適用して決算をするため、留意する必要があります。

[シリーズ] ひと言ずつ解説!会計監査六法 (2014.7.1時点)

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